日本では、大きなリステリア食中毒が発生していませんが、アメリカではかなり問題となっています。
今後、日本でもリステリア食中毒が多発してもおかしくありません。
弊社では、リステリアに対して、日本で先がけてジアミスティー®の殺菌効果試験を実施しました。
リステリアにジアミスティー®を10秒反応させて検出限界まで殺菌効果が検証されました。
検査機関 (株)衛生微生物研究センター 2024/12/10
リステリアによる食中毒の特徴
欧米では、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン、コールスローなどのサラダ等を原因としたリステリアによる集団食中毒が発生しています。
また、国内では、乳製品や食肉加工品などから、菌数は少ないですが、リステリアが検出されています。
リステリア(リステリア・モノサイトゲネスListeriamonocytogenes)は、動物の腸管内や環境中に広く分布している細菌で、食品を介して感染する食中毒菌です。
高齢者や免疫機能が低下している方では、敗血症や髄膜炎を発症するなど重症化することがあり、妊婦が感染した場合には、胎児や新生児に感染することがあるので注意が必要です。
リステリアは、加熱により死滅しますが、多くの食中毒菌が増殖できないような4℃以下の低温や、12%食塩濃度下でも増殖できる点が特徴です。
冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は、原因となりえますので注意が必要です。
※厚生労働省より抜粋(URL:リステリアによる食中毒)
アメリカでのリステリア食中毒の現状
米食品医薬品局(FDA)によると、米国のリステリア菌による食中毒の件数は年間1600件と推定され、約260人が死亡している。
また、患者の95%が入院を必要とするとされる。
特に注意が必要なのは65歳以上の高齢者や新生児、妊婦などで、妊娠中の女性は、他の人よりも10倍感染しやすいという。
リステリアは、米国で食中毒による死因の3位であるリステリア症を引き起こす。
米農務省は9日、調理済み肉・鶏肉製品の製造業者ブルースパックが食中毒菌のリステリアによる汚染の可能性があるとして4490トン以上の製品を回収したと発表した。
※2024年10月(CNN)より(URL:加工肉業者、約4500トンの肉を回収 食中毒菌リステリア汚染の恐れ 米)
日本でのリステリア食中毒対策
「食品衛生法」では規格基準が定められています
対象食品
・非加熱食肉製品(生ハムなど)
・ナチュラルチーズ(ソフト、セミハード)
※ナチュラルチーズについては容器包装に入れた後、加熱殺菌したものや飲食の際に加熱を要するものは除外する。
規格基準
規格基準リステリア:100/g以下
規格基準を守るためには
【製造者等】
・製品がリステリアに汚染されないように、原料などを殺菌する。
・消費者庁の指導に従い、保存方法を考え、期限設定を適切に行う。
リステリアは、適切な温度管理6℃以下(製品温度は常に2〜4℃以下が望ましい。)、pH、水分活性、添加物などにより増殖が抑えられることが報告されています。
・保存温度を適切に表示し、温度管理を徹底できる取引先を選ぶ。
製品の特性上、リステリアの増殖の可能性のある製品は、製造過程や流通において適切な温度管理を徹底することが必要です。
【販売者等】
・表示されている保存温度を守る。
※厚生労働省より抜粋(URL:リステリアによる食中毒
ジアミスティー®のリステリア食中毒対策
ジアミスティー®は、主にリステリアの二次汚染を防ぐ衛生管理法になります。
ジアミスティー®は、対象物にスプレー噴霧するだけという簡単な使用方法になります。
調理加工時や加熱後の食品にリストリアを付着させない。
食品食材に接触する直前の調理器具(まな板、包丁、ボール、バット、トングなど)、食品手袋、食器、食品容器にジアミスティー®を、常時スプレー噴霧し除菌する。
たっぷり噴霧し、無菌布や無菌ペーパーで水分を拭取り使用ください。
また、厨房施設、食品加工設備などを常にジアミスティー®で除菌処理を実施します。
ジアミスティー(R)の使用方法をお気軽にお問い合わせください
「これは殺菌できる?」「この食材はどう殺菌すればいいの?」などジアミスティー(R)の使用方法・マニュアルのご提案いたします!
ジアミスティー(R)では食材ごとに殺菌の方法が異なる場合があります。
ご相談いただけますと食材や器具に合わせた殺菌方法のご案内いたします。
必要に寄っては社内試験で菌テストを行いますので、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。